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現在の診療

  毎日新型コロナウイルスの感染者が増えており、余談を許さない状況です。 皆さん心配ですよね。   現在の「にしかわ医院」の診療は、コロナ騒動の影響で来院される患者さんの数はかなり少なくなっていますが、特に変更無く通常に行っています。普段と違うところは、発熱のある患者さんは待合室ではなく別の場所に待機していただき順番を待ってもらっています。診療は仰々しくて申し訳ありませんが、私も看護師も防護キャップ、防護メガネ、マスク、防護ガウン(現在、入手できないため使い捨てのビニールのカッパを使用しています。)と言う格好で診療にあたらして頂いています。 今のところは、コロナウイルス感染を強く疑われる患者さんは来院されていません。   本当にもどかしいのは、当院ではPCR検査が出来ないため患者さんの不安をスッキリ拭えないと言うことです。血液検査、胸部レントゲン検査は出来ます。これは間接的に「細菌・ウイルス感染をしているかも」「肺炎をおこしているかも」くらいは判断できます。しかし新型コロナウイルスに感染しています!とは断言できる検査ではありません。また軽い肺炎は胸部レントゲンでは判別が難しい場合も多々あります。(CT検査がベストですが、クリニックレベルではどこも持ち合わせていないと思います。) 6~8割の感染者が無症状と言うこともあるので、PCR検査をせずに診断するのは本当に難しい、いや診断が出来ないんです。医者として「分かりません」「診断できません」と言うことは恥ずかしいことなんですが、今はそれが現実です。   今のPCR検査の流れは、       ①保健所に連絡する(帰国者・接触者相談センター)       ②保健所の職員がPCR検査が必要か判断する       ③PCR検査が出来る感染症指定病院に連絡する       ④指定病院に出向いてPCR検査を行う とう言うことです。   PCR検査が必要と判断されるためには、       ①37.5度以上の発熱が4日以上続くこと       ②呼吸困難、激しい咳が持続するなどの肺炎症状があること       ③コロナウイルス陽性患者と濃厚接触の疑いのある方 これらの条件が満たされないと検査はしてもらえません。 怠い、軽く咳が出る、37度前後の微熱がある、程度では検査はやってもらえません。...

緊急事態宣言。皆さん、踏ん張りどころです!

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  いよいよ緊急事態宣言ですね。 コロナウイルスによる感染は昔で言う疫病。歴史の授業では「西暦○○○○年、疫病の流行により世界中でパニックになり、多くの方が亡くなった」なんて言うことを習った記憶があります。それは何百年も前の話で医療なんて本当にお粗末だった時の事です。今は癌も治癒してしまうかもなんて言われている時代。これだけ医療レベルが進歩したこの時代に、まさか何百年前と同じような事が起こるとは予想もしていませんでした。 昔の疫病は今とは比べものにならないほど死者が出たのかもしれませんが、まさに似たような状況だと思います。   有効な治療薬が無い現状では予防しかありません。 にしかわ医院も今まで以上に清潔の保持、消毒は徹底して行っています。1日5~6回は窓を開けて換気(暖かくなってきて幸いです)。2~30分毎にドアノブや椅子、受付のカウンター等消毒。私を含め職員全員の手洗い、うがいの徹底。本来、病院や飲食店は普段からこれ位のことをやらなければならないと思うのですが、今は本当にしっかり実行しています。私は防護キャップ、防護メガネ、マスク姿と仰々しいスタイルで診療しておりますが、何卒ご容赦のほどお願いいたします。   今、我々を悩ませているのは「コロナウイルスに感染しているかもしれない」という患者さんに対して何も出来ないことです。 ほとんどの方が軽症・無症状なので、ちょっとした微熱、頭痛、怠さがあったら「あれ、もしかしたら自分も」って思いますよね。 多くの方が調べてくださいと来院されますが、いまだに一般開業医ではPCR検査は出来ません。皆さんもそうだと思いますが我々現場の医療従事者もジレンマです。 あーしたら良い、こうしたら良いと色々意見は出されていますが、どの方法がベストなのかは誰も答えは出せません。今言えることは緊急事態宣言で言っているように、不要不急の外出を控えること、マスク、手洗い、うがいをすること。しかないのです。 でもまさにその通りで、今回の病気は感染症ですので、前述のことを実践すれば感染リスクは本当に減ると思います。 経済的なことも心配だし、家にじっとしているのは健康にも悪いしストレスも貯まりますが、みんなで協力しましょう。   今朝の状況はちょっと異様な光景でした。 最近は感染予防のため電車通勤を避けて車通勤をしてい...

医療崩壊が心配です。

  新型コロナは猛威を振るっています。このウイルスが厄介なのは8割は軽症、重症になると致死率が高いと言うことです。このような細菌、ウイルスはあまり見かけないです。致死率が高い細菌・ウイルス感染症で8割が軽症なんて事は、今までの常識では考えられませんでした。このウイルスはまさに今までの常識を覆すウイルスなんだと思います。   心配されるのは巷で騒がれている医療崩壊です。救急病院に働いている同僚、先輩、後輩の知り合いはたくさんいますが、もう現場はギリギリの状態だそうです。必要とされるベッド、医療機器はもちろん、医師をはじめマンパワーが限界を迎えているようです。医師や看護師も人間です。過労になって抵抗力が落ちればコロナに感染する危険性は高まります。もし医療スタッフがバタバタ感染しだしたら医療崩壊は一気に始まります。 また医療現場はコロナだけに集中することが出来ません。がん患者もいます。心筋梗塞、脳梗塞の患者もいます。コロナ以外の重症呼吸器疾患の患者もたくさんいます。本当に手一杯なんです。   街を見るとまだまだ危機感のない方がいますよね。これ以上コロナ感染者が増えて医療崩壊が始まってしまったら、今危機感のない人たちがこの後コロナに感染しても、治療もしてもらえない(出来なくなる)ことだって考えられます。 仕事や生活のために外出するのは仕方ありませんが、遊びたいから、飲みたいから、退屈だからと言うような不急な用事は慎みましょう。 もし医療崩壊が起こったら大病院の医師不足は深刻になります。私も「にしかわ医院」を閉鎖して、母校の大学病院や近隣の救急病院にかり出されることも考えられます。その時はもちろんお手伝いをするつもりですが、そうならないことを祈るだけです。 緊急事態宣言は諸外国のような厳しい制限は出来ないようですが、自粛要請だけではピンと来ない方がたくさんいるようなので、あまり強制力がないにしても緊急事態宣言を発動しても良いと思うのですが・・・。   とにかく我々が出来ることは手洗い、うがいを徹底して、人の大勢いる狭い空間に長時間いないこと。少なくともこれくらいは守りましょう。なんとか新型コロナウイルスの蔓延をみんなの力で押さえ込みましょうね!