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6月, 2009の投稿を表示しています

熱中症、熱射病に注意!!

   蒸し暑い毎日ですね。寝苦しい不快な日々が続きそうですが体調を崩さないように十分気を付けてください。夜間のクーラーや窓の開けっ放しによる体調不良を訴える人がかなり出てきました。また、お子さん中心に溶蓮菌感染症、プール熱もちらほら。手洗い、うがいをしっかり行なってください。  今回はこの時期に多い熱中症、熱射病について。先日も事故がありました。お子さんが車の中に放置されて死亡してしまいました。湿度の高いこの時期、汗をかいていないつもりでも、不感蒸排といって体表や呼吸より水分が消失してしまいます。高張性脱水と言って、嘔吐や下痢の脱水(低張性脱水)とやや違って血清ナトリウムが極度に高くなってしまいす。症状としては皮膚はやや赤みを帯びて暖かく、のどの渇きが強く、特徴的なのはやや 興奮状態、不安状態 になります。その後意識が朦朧としてきて発熱します。発熱すると更に不感蒸排が増加し、ここで水分を補給しないと死に至るケースもあります。 大人は自ら判断できますがお子さんは要注意。なんか落ち着かなくなったり、興奮状態が続いたら脱水傾向にあるかもしれません。水分をたくさん摂らせてください。 それとご高齢の方はもうひとつ注意が必要です。 心臓疾患のある方は水分を決して摂り過ぎないように!  夏は水分をしっかり摂ってねという文句はあいさつ代わりになっていますが、心臓に病気(心筋梗塞や弁膜症)を持っている人がガバガバと水分を摂ったら、すぐ心不全になってしまいます。他人に水分を勧めるにしても気を付けてください。重い心臓疾患のある人に「お水は毎日2~3Lは飲みなさいよ」なんて言ったら、それは「心不全になってね」ということにもなりかねません。非常に難しいことですが、水分はほどほどに摂ってください。 しっかり体調管理をして、これからやって来る暑い夏を乗り切りましょう!

今年もツバメがやってきた!

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   とうとう梅雨入りしましたね。カラッと晴れて熱ーい太陽が拝めるのは当分先のことでしょう。しかし今年も楽しみができました。毎年三ツ沢クリニックプラザに来るツバメ。例年通りやってきましたよー。 今回は 「にしかわ医院の梅雨時期のアイドル」 、ツバメについて独り言。  毎年、ビルの1階の自動ドアの横の壁、私が使っている黄色の車の上の壁にツバメが巣を作ります。場所は毎年微妙に違いますが、ほぼ同じ場所です。 平成12年8月に「にしかわ医院」は開院しましたが、その翌年から毎年必ずツバメがやってきて巣を作り数羽のツバメがここから巣立っています。3週間ほど前から巣を作り始めて約1週間前に完成しました。しばらくツバメの姿が見えなかったのですが、4~5日前から姿を現しここ数日間は1日中巣の上でじっと横になっているので、どうやら卵を温めているようです。 写真ではわずかに頭が見えるのみですが、辺りをきょろきょろ眺めながら巣から動こうとしません。もうすぐかわいい雛が生まれるでしょう。毎年5~6羽の雛が生まれます。今年は何羽生まれるのかな。みなさんも来院される時に、そーっ覗いてみて下さい。そして元気に育つように見守ってあげて下さい。

ナイショの話(皮膚のシミ取り)

   うっとうしい日が続きますね~。もう梅雨かもしれません。天気が悪くても気持ちだけは晴れ晴れしていたいものですね。  今日は皮膚のシミについて、ちょっと内緒の話。当院は皮膚科もやっているため、患者さんから皮膚のシミ抜きのお薬ありませんかと言われることがよくあります。シミは本当に取りにくいのが現状です。若い女性はもちろんご年配の方でも気になりますよね。そこで、にしかわ医院ではシミ取りのクリームを少し扱うことにしました。美容外科が専門なわけではありませんので大々的に宣伝するつもりはありませんが、かかりつけの方のちょっとした悩みにお答えしようと始めました。ちなみにこのお薬、保険はききません。しかし、有名な美容外科で使用しているものとまったく同じものです。お値段は、美容外科で販売している価格の半分以下でお分けできると思います。もし興味ある方は、診察のときにこそっとおっしゃってください。 詳しいことはその時に・・・・・・・・そーっと教えま~す。

新日本脳炎ワクチン

   風邪も何となく一段落しました。GW明けに流行した胃腸系の風邪や、咽頭痛、咳、鼻水、微熱などを伴う一般的な軽い風邪はまだちらほら見受けられますが、一時のすごい流行りはなくなりました。季節の変わり目は非常に体調を崩しやすいので気を付けてください。  今回はお知らせです。副作用の関係で一時中断していた日本脳炎ワクチン接種が、新しいワクチンになって再開することになりました。急性散在性脳脊髄炎を引き起こす可能性があるとされていましたが、改良ワクチンは製造方法を変更して作ったため、この副作用発現をかなり抑えることができるようになったようです。(予防接種すべてに言えることですが、100%の安全が確立されているわけではありません。)ただし、まだ製造本数が少ないため医院のほうに十分供給されません。また無料で接種できる対象は 第一期接種の方 のみです。ご希望の方は無料券に必要事項を記入して、お子さんの熱のない体調のいい時に早めに来院してください。