子宮頚がんワクチン
3月末ですがまだ寒いですね。桜がちらほら咲き始めているのでもうすぐ暖かくなるでしょう。
4月より、子宮頚がん予防のワクチンの接種を開始いたします。がんがワクチンで予防できるの!? と思われる方はたくさんいることでしょう。子宮頚がんはヒトパピローマウイルスというウイルスが原因で発症することが分かっています。ウイルス感染が原因ならワクチンを接種して抗体を作ってしまえばいいわけです。海外ではかなり前から接種されていたのですが、今年から日本でも接種することが可能になりました。ご興味のある方、接種希望の方は当院までお問い合わせください。接種年齢は10歳以上です。合計3回接種します。接種後約20年から30年くらい効果が持続するようです。詳細はお知らせの項目をご覧ください。
ただし、ご了承していただきたいことが2点あります。
一つ目はワクチンが非常に高額であること。1回の接種に16000円かかります。3回接種しなければいけませんので合計48000円もかかってしまいます。
二つ目はワクチンは絶対ではないということです。かなりの確率で予防は出来るようですが、インフルエンザワクチンと同様に絶対に予防できるというものではありません。ワクチン、薬、何をとっても100%ということはありません。この2点を十分ご理解の上、接種をお願いいたします。
いろいろなワクチンが登場してきておりますが、実は海外ではすでに当たり前のように接種されているものばかりです。日本は良く言えば慎重、悪く言えば世界から見て非常に遅れている医療体制と言えます。自分ももっともっと勉強して、時代遅れの医療にならないように頑張ります!