インフルエンザワクチン (第一報)
大雨でしたね。
栃木県、茨城県は甚大な被害が出ていて心配です。住民方の無事を祈るばかりです。
横浜もすごかったです。自然災害だけはどうしようもないところがありますが、起こり得る様々な状況を想定をして万が一に備えないといけませんね。
夏も終わり、9月半ば。早いもので間もなくインフルエンザワクチン接種の時期が来ます。今年はワクチンの様子が昨年と違いますのでお知らせいたします。
インフルエンザは毎年流行する厄介な感染症ですが、インフルエンザには色々な型があります。皆さんがご存知のように大きく分けるとA型、B型(季節型)というものがあり、さらに数年前からAでもBでも分類できない新型というものが出てきました。
しかしA型、B型の中にさらに細かく違う型(株といいます)が数種類存在するんです。インフルエンザワクチンは「今年はこの型(株)が流行りそうだ」ということを予想して造られており、毎年微妙に違うワクチンになっているのです。だから「今年のワクチンは効かないね」とかいう年は、その型の予想が若干外れてしまっているということなんです。
昨年までは2~3種類の型を予想してワクチンを製造していましたが、今年からはより予防範囲を広げるために4種類(4価)の型に対して効果があるワクチンに改良されています。よって昨年以上に予防効果は期待されます。
これは朗報!と思いたいんですが、ちょっと気になることもあるんです。ワクチン1本の納入価が昨年よりグンと上がってしまうのです。これはおそらくの話ですが、どの医療機関もワクチン接種料金が昨年より高くなると思います。どの程度の値上がりになるかは医療機関によって違いますが、接種される皆さんにおいてはあまり嬉しいことではないですよね。色々と情報収集をされてみてください。
「にしかわ医院」では卸業者からの納入価がはっきりしていないので、どのくらいの値段設定にするかを決めかねていますが、今の段階では患者さんのことを第一に考えて値上げはしない方針でおります。シルバーウィーク明けにはインフルエンザワクチンに関する詳しい情報をお知らせできると思いますので、ホームページをチェックしておいてください。
今年はインフルエンザはどの程度流行るんですかね。これだけワクチン接種が一般的になっているにも関わらず、毎年多くの患者さんが罹患してしまいます。それでも私の経験ではインフルエンザになっている方の内訳をみてみると、圧倒的にワクチン接種をしていない方が多いです。絶対ということはないですが予防効果はかなりあるはずなので、やはりワクチン接種することを強くお勧めします!